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早新年明けましておめでとうございます。皆様はどんなお正月をお過ごしでしょうか?
町医者は、今年はどんな患者さんと出会い、いったい何が待ち受けているのか? 僕のバンドJAM-TAKOは? そんなんなことを考えながらおみくじを引いて、お正月を堪能しています。
新しい年、新しい患者さんとの出会い…それは恋人との出会いにも良く似ています。丁寧にお話をして、1回目の診察を終え、患者さんが診察室を出られる時、「ああ、ここに来て良かった」と思ってもらえるよう最善を尽くす。そして、もしそう思ってもらえたとしたら、その良い印象をずっと持っていてもらいたいものです。
恋する男女が相手に自分を美化して想い続けてもらいたいと願うのに似ているのではないでしょうか? 患者さんの期待を裏切らないために…よし! と思い切ってペンを揮う決断の時が薬の処方の時であります。出会った印象は良さそうな医者だったが、出された薬を飲んだらイマイチだった、では恋は終わるので…。
薬は、基本的に診察や検査などから得られた医学的な根拠を基に処方されるべき、という事に異論はありません。しかし、理論どおりの処方をすれば完璧かと言うと、そうとも限りません。
大切なのは、医学的根拠+人間らしさ。すなわち、医学的判断をきちんとした上で、患者さん一人ひとりの違い、パーソナリティー等を尊重して、そこに医者の経験からくるちょっとした思考と勘を働かせて処方をしなければ、なかなか上手く行きません。これがまさに「くすりのさじ加減」だと思うのです。同じ高血圧症でも人生いろいろ、処方もいろいろ、です(最近、島倉千代子さんにお会いしたので)。
保険診療の規則というものが有るのですが、そういう制限がある中で町医者は患者さんそれぞれに合った治療をするべく、細やかに神経を使っているのであります。「薬が合っているみたいです」と言われる時はとても嬉しいものです。
次回は「ペットのいる暮らし〜猫の巻」です。
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▲昨年12月2日、我が母校、都立石神井高校の新校舎落成記念祝賀会で僕のバンドJAM-TAKOが演奏しました。とても光栄な事でした
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●プロフィール
藤野 遵(ふじの じゅん)
内科医。ロックバンドJAM-TAKOを率いるチャリティ活動家でもある46歳
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▲JAM-TAKOのセカンドアルバム「CALLING」は田無バンダレコードにて発売中。売上の収益は日本肢体不自由児協会に寄付される
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