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秋は芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、などいろいろありますが、町医者としてはここに「健診の秋」をぜひ加えて欲しいと思います。暑い夏を乗り切り、年の瀬の忙しさを迎えるその前に、ちょっと体の点検をしてみませんか、と思うのです。
健診は市町村が行なうものや、人間ドックのようなものなど様々ですが、どれでもご自分に合ったものをお受けになればよいのです。ただ、気をつけていただきたいのは、お受けになる健診にはどんな内容が盛り込まれていて、いったい何をチェックしてくれるのか、きちんと把握しておく事です。例えば、もし健診の内容に日本人に多い胃腸の癌の検診が含まれていないとしたら、不安のある方は個別に胃腸の検査をお受けになった方がよいかも知れません。あくまで用意された健診は平均的な内容になっていますので、一人ひとり個別の追加検査が必要な場合もある訳です。
健診でおもしろいのは、「この頃甘いものなど食べ過ぎて体重が増えちゃったからダイエットしてから受けます」とか「宴会が続いて飲み過ぎだからしばらくしたら…」などと言い、悪い結果を予想して延期する方がよくいらっしゃいます。確かに結果が出て「糖が高いですね」「肝臓が悪いですね」などと言われるのは良い気持ちではないと思います。スカッと良い結果を出して、うまいビールをぐいっとやれたら最高なのもわかります。しかし、健診は学校のテストではないのですから、一夜漬けで良い結果を出してもしょうがないのです。ありのままのご自分の健康状態を知り、それを受け入れ、これから何を気を付けどう生活していくべきなのか、正しい健康法を医師とともに見つけだしてください。
今の世の中、いろいろな民間療法などが氾濫していますが、健診の結果わかったご自分の弱いところを医学的にきちんと正していくことが大切ではないでしょうか? 医療の進歩が日本人の平均寿命を飛躍的に延ばしたことは間違いないのですから。
次回は「ペットのいる暮らし〜犬の巻」です。
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●プロフィール
藤野 遵(ふじの じゅん)
内科医。ロックバンドJAM-TAKOを率いるチャリティ活動家でもある46歳
JAM-TAKOのセカンドCD「CALLING」が完成。田無バンダレコードにて好評発売中!
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