【最終回】
▲リフォーム事業、女性工房のみなさん
田無駅前に自転車を止めようとすると登場するのがシルバー人材センターのおじさん。「こっちこっち」と誘導してくれる。その他にも公園の清掃など様々なところで目にすることの多いシルバー人材の方々だが、一体どんな組織なのだろうか? まずは組織の概要について調べてみることにした。シルバー人材センターとは国、都、市からの支援を受けて運営されている公益社団法人であり、会員資格は市内在住のおおむね60歳以上の健康な人という条件のみ。登録後、センターに仕事が入ると連絡が来るシステムになっている。会員数は1、296名(平成14年4月16日現在)。昨年4月には、市の合併に伴い旧田無・保谷市のセンターも合併して西東京シルバー人材センターとなった。より詳しい話を聞くために私は、「西東京シルバー人材センター」へ取材に向かうことにした。
会長の斉藤さんに話を伺って驚いたのがその多彩な仕事内容。『リサイクル品の修理・販売』『植木の手入れ』『障子・ふすま貼り』『パソコン等を使った事務作業』など実に多くの仕事を行っている。そんな同センターの目標は就業率の向上。会員になっても仕事がない人を無くすために様々な案を考えているが、結論は出ていないという。そんな中、元気がいいのが女性会員だ。これまでは公園の清掃などが中心であったが、ボランティア活動等の経験が豊富な緑川ますみさん(現副会長)が、平成9年に旧保谷シルバー人材センターに入ってからは「もっと女性の感性を生かした仕事があるはず」と女性会員の力を結集し、『家事援助サービス』や『リフォーム事業』という洋服や着物などをリフォームする事業、成人式などの際に会員が出張して着付けをする『着物着付け事業』などの事業を立ち上げ女性の会員数・就業率も増加し、合併後の今も引き続き行われている。
熱意を持って生き生きと仕事に取り組むシルバー人材のみなさんを見ていると、定年後イコール余生という考え方はどうやらもう古いように思えてきた。(広)
西東京シルバー人材センター
tel 0424‐25‐6611