今月は、お客様をお迎えする場合の「おもてなし」のマナーをご紹介します。慌てなくてすむようにご一読ください。

◆準備

 お客様をお迎えする前に部屋を清潔にしておくことは基本ですが、中でもトイレや洗面所は念入りに掃除し、タオルやマットなども洗濯をしたものに取り替えましょう。トイレットペーパーの残りの量や石鹸などもチェックしておくと安心です。

◆玄関先で
 約束の時間の15分位前には準備を終えてお客様を待ちます。夫婦でおもてなしする場合には、2人で揃って出迎えましょう。玄関での挨拶は短めにして、上がっていただきます。

◆客間までのご案内
 お客様をお部屋にお通しする時には、自分が2、3歩先に歩き、相手に完全にお尻を向けないように気をつけます。押すタイプのドアでは自分が先に入ってドアを押さえてからお通しし、引くドアの場合にはお客様に先に入っていただきます。

◆手土産の受け取り方
 お迎えしたお客様から手土産をいただいた場合には、「お気遣い恐縮です」「ありがとうございます」などと感謝の気持ちを述べてから受け取りましょう。親しい間柄ならその場で包装をといても構いませんが、いったん床の間などの上座においてから。ただし、おきっぱなしにはせず、客間から下がる時にもう一度お礼を言ってから土産を移すようにします。

 お菓子の場合には、用意していたものを出すのではなく、「お持たせを早速」などと声をかけ一緒にいただきましょう。また、お花なら、早めに花瓶にいけて客間に飾ると喜ばれると思います。

○お茶とお菓子の出し方
和室の場合…お茶やお菓子を運んできたお盆は畳の上に置き、お茶、お菓子だけを座卓にのせる。
洋室の場合…サイドテーブルにお盆を置く(ない場合はテーブルの端に)。
※和室、洋室共にお客様から見て右にお茶などの飲み物類、左にケーキやお菓子がくるように出す。
※お茶などのおかわりは30分位を目安に、減っていなくても新しく淹れ替えるようにすること。

◆お見送り
 お客様が帰る時には忘れ物がないかチェックします。玄関でコートを手に持って用意しておき、靴を履き終えたところで「寒いですからお召しください」と言って着るように勧めましょう。

 そして、大切な方ほど、遠ざかるまで見送ります。玄関や門、マンションならエレベーターまで、相手が一度振り返るまでが普通です。

 またお客様が帰られた後すぐに玄関の電気を消したり、笑い声を上げたりするのは大変失礼なので気をつけましょう。忘れ物などをして、戻ってこられることもあります。せっかく楽しい時間を過ごせても最後のお見送りで台無しにしてしまわないためには、お客様が帰られた後もしばらくは気を抜かないことが肝心です。

 次回は「日常生活のマナー」についてです。