高温多湿な日本の夏。

 地球環境に優しくないとわかってはいても、ついついエアコンのスイッチに手が伸びてしまう今日この頃ですね。

 でも日本には、暑い夏を快適に過ごすための様々な知恵があります。

 打ち水、すだれ、風鈴、縁側、浴衣、甚平…等々。夏の風物詩は、暑い夏を快適に過ごすための必須アイテムでもあるのです。



 打ち水といえば、二年前ぐらいから各地で行なわれている「打ち水大作戦」をご存知ですか?

 日時を決めて残り湯などの二次利用水を使って、みんなでいっせいに打ち水をする催し(?)です。

 昨年は、日本国内だけではなく、なんとフランス・パリでも行なわれ、話題になりました。

 今年も、7月23日の「大暑」から8月23日「処暑」までの一ヶ月間、HPなどでも呼びかけ、打ち水作戦の参加者・参加地域を募っています。

 「それでなくとも水不足の心配がある夏に、一斉に水を撒くなんて、なんと無駄なことを!」という批判も寄せられたようですが、あくまで使用する水は、風呂の残り湯や、エアコン室外機から出る水、雨水などの二次利用水を使うのが基本ルールです。

 打ち水したあとは、路面温度がすう〜っと下がり、涼しい風がそよぎ、本当に気持ちがいいものです。



 モダンなデザインも多く、和風インテリアとして重宝されているすだれは、カーテン代わりに室内にかけるより、窓の外にかけたほうが遮光効果が高く、室内温度の上昇を緩和してくれます。

 昔ながらの外すだれは、室温をおさえて、外からの視線も遮ってくれ、風も入るので、理にかなっているのです。やはり先人の知恵はスゴイですよね。

 我が家では、外に立てかけ式の「洋風たてす」を置き、窓を網戸にしています。

 打ち水後の涼しい風にあたり、窓辺に下げた風鈴の音色を聞きながら、浴衣で涼む夏の夕方。

 そんな日本ならではの過ごし方を見直してみませんか?

★ひろりん…自然と動物をこよなく愛するライターのコラムです。どうぞよろしく。


イラスト/中山成子

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