世の中が便利になって、軽視されがちなことってたくさんありますね。

 例えば、食べること。

 育ち盛りの子どもたちの「食」が、社会問題としてしばしば雑誌などで取り上げられています。

 朝食を摂らない子。お菓子が朝食・昼食代わりの子。家族がいても一人で食べる個食。塾の合間に食べるコンビニ弁当等々。食べることは、生きることにつながります。

 ふと立ち寄った書店で、雑誌のこんなフレーズを目にしました。

 「多くの様々な命をいただくから、『いただきます』」

 なんだか良い言葉だと思いませんか?

 日頃忘れているけど、植物や動物や様々な命をいただいて、私たちは自分たちの命を作っているのだなとその時改めて思いました。



 ここ数年、昭和の時代が見直され、30年代を舞台にした映画も大ヒットしました。
 今、失いつつある古き良き物、それを無意識に私たちは憧れ、懐かしみ、再び欲しているのかもしれません。

 また、自給自足を基本とする田舎暮らしも注目され、雑誌や書籍、テレビなどでもU・Iターン情報が紹介されています。

 なぜ都会に暮らす人たちは、今、田舎暮らしに憧れるのでしょうか。

 不便な田舎暮らしは、テレビや雑誌記事からは伺いしれない苦労がたくさんあるはずです。しかし、そこに登場する家族、特に子どもたちは、とても生き生きと幸せそうです。

 小さい子も大きい子も農作業や家事を分担し、一緒に食卓を囲む姿。そこには、今は目にすることが少なくなった「団らん」がありました。



 昔は当たり前だった夕食時の家族団らんを、復活させてみませんか? 難しく考えることはありません。まず夕食時テレビを消してみましょう。週に1度でもいいから、できるだけ全員揃って、テレビを消して、話をする日を作ってみましょう。

 初めはぎくしゃくしたり、居心地が悪かったり、退屈だったりするかもしれませんね。テレビに頼っていたから、間が持たないかもしれません。でも、何度か経験するうちに不思議と変わってくるものです。

 人生の大切な食事時間を、大切に過ごしてみる。これもロハスな工夫の一つなのです。


★ひろりん…自然と動物をこよなく愛するライターのコラムです。どうぞよろしく。


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