最終回  〜 紅茶の魅力
ハーブミルクティー
 て、今年も残すところ1ヶ月となりました。この紅茶物語も、今回で最終回です。今まで読んでくださった方々、ありがとうございます。様々な種類の紅茶をご紹介してきましたが、お好きな飲み方は見つかりましたでしょうか。最後は、「紅茶の魅力」についてお話ししたいと思います。

 紅茶というとイギリスの文化、伝統というイメージがあるかもしれませんが、世界各国色々なところで親しまれてきました。ヨーロッパでは、紅茶の流行るずっと以前から、代用茶としてハーブティーが飲まれていました。これは、体の調子を整えるために、様々な薬効のあるハーブ類を煎じて飲んでいたのです。中国やヨーロッパ、他の国々でも、その土地で採れる草花を煎じて飲んでいました。ビワ茶やどくだみ茶などもその1種です。

 紅茶の三大要素は、味と色と香です。その中に器具やマナーは入っていません。船に積み込まれて、海路から一気に入り込んだ紅茶と、陸路をゆっくり伝わったチャイの文化には様々な違いがあります。でも共通する部分は、飲めない生水が「飲める生活水」になって、食べ物代わりの栄養補給に使われ、甘味を加えもてなしに使ってきました。一番大事なことは、いれる相手の好みを大切にして、相手を思いながら入れる紅茶です。

 これからますます寒い時期に入りますので、私の大好きな体の暖まる紅茶、スパイスティーの中でもカルダモンティーをご紹介しましょう。
カルダモンティーの作り方

【材料(1人前)】

カルダモン1〜2粒、茶葉(キャンディ)ティースプーン2杯、
お湯50CC、お好みでミルク
(ミルクティーにする場合は、煮こんだ方がお勧め)

【手順】

1、カルダモンの粒、2〜3粒を砕いてつぶしておく
2、ポットに、茶葉をティースプーンで軽く2杯入れ、つぶしたカルダモンを入れる
3、熱湯(350CC)を注ぎ、3〜4分蒸らして出来上がり!!

【ポイント】

1、パウダーのスパイスを併用する場合は、ポットにほんの少し入れ、茶葉と一緒に蒸らす。
2、紅茶の量は、茶葉9に対してスパイスが1。
3、紅茶葉は、あまり個性の強くないもの(キャンディ、ケニア茶、ニルギリなど)を選ぶ。

《スパイスの豆知識》
 紅茶に使うスパイスとして代表的なものはシナモン、カルダモン、ナツメグ、クローブ、ジンジャー、ナッツ類です。
 紅茶の渋味や苦みを取り、甘く感じさせるものは、ジンジャー、シナモン。爽やかに感じさせるのは、カルダモン、ナツメグ。香ばしく感じさせるのはクローブ、ナッツ類です。