連載第15回  〜 アップルティー
アップルティー
 晩ずいぶんと涼しくなり、秋を感じる季節となりました。実りの秋、採れたての野菜や果物を売る直売店も活気付いています。今月は、そろそろ出はじめてきた、りんごを使った紅茶を紹介します。

 りんごを含め、果物を使った紅茶をフルーツティーと呼んでいますが、日本でのフルーツティーの代表と言われているのがレモンティーです。そのせいか、どんな紅茶にもすぐにレモンを入れてしまいがち。でも、ダージリンやアッサムなどタンニンの多い紅茶の場合、渋味を出してしまいます。新鮮なフルーツの味や香りが紅茶に溶け込み、新たな風味を生み出すフルーツティーに適した茶葉とは、いったいどんな種類だと思いますか? それは紅茶のキャラクターができるだけオーソドックスで、個性の弱いものです。条件としては、
1、渋味が少なくソフトな味
2、フルーツの持つ酸が多少入っても、紅茶の水色がしっかり残るもの
※水色とは、紅茶の3大要素(味、色、香り)の中の色のこと。たとえばOPと表示された紅茶だと、オレンジペコーを指し、この場合水色はオレンジ色をしている。
3、BOPタイプで抽出時間が短く、フルーツの香りを失なわないように抽出できるもの
※BOPとは、ブロークン・オレンジペコーという意味。茶葉が小さく、短時間でお茶を濃くたてられる。

 これらの条件に合いそうな茶葉としては、スリランカのキャンディー、ディンブラ、ケニアのCTC茶、インドネシアの紅茶などです。
アップルティーの作り方

【材料(1人前)】

・オーソドックスな茶葉・ティースプーン1〜2杯
・お湯160CC
・ロゼワイン甘口・ティースプーン1/3杯
・りんご(王林)1/4個

【手順】

1、カップの中に2〜3ミリの厚さにカットした、いちょう切りのりんごを1〜2枚入れ、上から甘口のロゼワインをかけておく。
2、ポットに2〜3枚、同じくいちょう切りのりんごを入れ、茶葉とお湯を注ぎ、一緒に蒸らす
3、カップに注いで出来上がり!

【ポイント】

1、りんごは王林など香りのよいものを選ぶ。
2、ロゼワインを使わないとりんごの酸化が早く、香りも飛んでしまうので注意を。