町でときどき白いハーネス(胴輪)をつけた盲導犬を見かけることがあります。盲導犬のように、身体の不自由な方のお手伝いをする犬が「補助犬」です。
目の不自由な方の歩行を助ける「盲導犬」の他、耳の不自由な方に日常生活に必要なさまざまな音を知らせる「聴導犬」、肢体不自由な方の、手の代わりとして生活を手助けする「介助犬」を総称して「補助犬」といいます。国際的には「アシスタント・ドッグ」と呼ばれています。
平成14年5月成立し、同年10月から施行された『身体障害者補助犬法』によって、地方公共団体及び、公共法人の施設、公共交通機関は、身体の不自由な方の補助犬同伴を受け入れることが義務づけられています。そしてこの法律は、今年10月からはデパートやスーパー、ホテル、レストランなど民間施設に対しても施行されるようになります。障害のある方の自立や社会参加の機会も増え、今まで以上に補助犬たちの活躍を私たちが目にする機会も増えることと思います。
●補助犬の育成
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写真提供/(財)アイメイト協会
(練馬区関町北5‐8‐7) |
補助犬の育成には1頭につき約100〜300万円かかりますが、公的補助が少ないので、育成団体の運営・育成費用のほとんどが寄付や会費などでまかなわれているのが現状。
多くのボランティアスタッフが運営や資金を支えています。
欧米では、動物保護センターに収容された捨て犬たちを訓練して聴導犬や介助犬に育成するという試みを積極的に行っていますが、日本でも、捨て犬や飼い主のいない犬を訓練して聴導犬として育てて、ユーザーさんの元へ送り届けている育成団体があります。捨てられた犬たちの第二の犬生として、とてもすばらしいと思いませんか?
補助犬はペットではありません。障害を持っている方の生活を手助けするためのワーキングドッグ(働く犬)です。ですから、町で補助犬を見かけたら、むやみに触ったり、口笛を吹いたり、驚かせたりせずに、暖かく見守ってあげましょう。そして賛助会員や募金、グッズの購入など、できる範囲で育成に協力してあげてくださいね。