▲横山さんとアイメイト候補生のグレイス(1歳2ヶ月)

プロフィール…よこやま・なおみ
1975年11月生まれ、28歳。兵庫県小野市出身、練馬区在住。中学時は陸上が得意で、大会で好成績を修める。陸上での推薦を断り、普通高校卒業後18歳で上京。現在に至る。

 1957年、塩屋賢一氏(現理事長)により、国産第一号の「チャンピー」を送り出して以来、900名以上の視覚障害者が卒業。国内では、盲導犬事業の先駆者であり、最大の実績をあげている。アイメイトとは、同協会出身の盲導犬(盲人誘導犬)のこと。使用者と盲導犬、相互の『信頼と愛情と連帯』を込めて呼んでいる。同協会は、「視覚障害者がアイメイト(盲導犬)を使って、威厳と自信を持った生活を成し遂げられるようにお手伝いすること」を使命としており、そのために素質の良い候補犬を用意し、経験豊富な歩行指導員によって、正しく上手にアイメイトを使うための技術を、視覚障害者に指導している。また、アイメイトにより歩行の自由を手に入れた視覚障害者が、独立した生活が送れる社会になるよう働きかける。視覚に障害のあることと個人の才能は全く別なことを周知するための啓発活動も行う。
 財団の運営は自治体からの委託費および一般からの寄付や基金の収益からなっている。寄付について詳しくは右記まで。
TEL/03-3920-6162(練馬区関町北5-8-7)

市内で一番新しい小学校
 西東京市民ならご存知の方が多いでしょうが、けやき小学校は旧田無市の西原小学校(芝久保町・昭和39年創立)と西原第二小学校(西原町・昭和55年創立)が統廃合され、西東京市が誕生した同年(平成13年)の4月に開校した新しい小学校です。統合する前年度の生徒数は西原小が約450名、西原二小が約200名でした。建物の老朽化と敷地の広さから、新青梅街道に面する西原小側に新校舎が建設されました。建て替え期間の約2年半、西原二小で授業が行われました。

新校舎は全国トップクラスの機能
 平成14年の12月に引っ越し。翌15年1月、つまり3学期の授業から子どもたちが待ちに待った新校舎での授業がスタート。新校舎は建物がピカピカなだけでなくその規模、機能性ともに全国でもトップクラスの施設になりました。これは最初から、小学校としての役割の他に地域住民にも施設を開放し利用してもらう目的があったからです。

 市の教育委員会による父母への説明会により一部プランの変更もあって出来上がった校舎を同校の初代校長・多々良征四郎先生に案内していただき、お話も伺いました。とにかく広い校舎で、主要箇所を見ただけでも一時間かかります。私は同校の特徴でもある「オープンスペース」に驚きました。多様化する授業の在り方に対応するためにと、廊下と教室を隔てる壁をなくしているのです。一つのクラスで大騒ぎをすれば、隣には丸聞こえで迷惑がかかるというわけです。一番の自慢は最上階の4階にあるドーム型のプールでしょうか。屋根が開閉式になっている他、可動床で深さの調節が可能です。一般開放用に幼児プールもありました。

 印象的だったのは、全館を通して自然光をふんだんに取り込む設計になっていることや内装材や建具・家具などに木を豊富に使っていること。金属やコンクリートにはない温かみが感じられました。

ソフト面の強化を図り、独自の取り組みを展開
 多々良校長は、立派な建物であるハード面に負けないように教育・指導のソフト面の強化を図り、独自の取り組みも積極的に行っています。毎月定例の公開授業「校内研究」では、講師や他の先生たちが授業参観をして研究協議を行います。「夏の特別教室」では、夏休み期間に学校を利用し、教師自らが得意分野を活かした、料理やパソコンなどの各教室を開きました。また「体験・学習発表会」は、5、6年生が中心となって各クラス代表者1名が大勢の前で発表を行います。4年生も観客として参加しています。

 さらに、新たな試みとしては昨年度より集団登校を実施しており、通学地域ごとに低学年から高学年までが一緒に登校することで安全面にも注意を払っているそうです。

 「今年度の目標は、”基礎学力を身に付ける“こと”社会に適応する学力を身に付ける“ことです。学年に合わせた学力をしっかり習得する。社会では困っている人を助ける、落ちているゴミを拾うなど自発的にまちの人たちと心のかかわりを通して地域社会で育ってほしい。そのために全てのクラブ活動は地域住民の参加をお願いして『心のたがやし』にご協力いただいています。体育館や校庭の一般開放の中でも、子どもを取り込んでいって欲しいものです。子どもたちには将来の夢を育ませたい。つらいことがあってもその夢に期待をもてるように。そのためにも家庭には『心の東京革命7つのルール』を理解して、心の教育をしてもらいたいと思います」と多々良校長は笑顔で答えてくれました。

 「校長は児童との接点が少ない」ため多々良先生は一生に残る思い出作りのため、6年生全員とコミュニケーションを取りながら一人ひとりの似顔絵を色紙に書いて卒業時に渡しています。今年度卒業の130名も楽しみにしていることでしょう。


文/田中初栄、撮影/橋本博之

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