プロフィール…すずき・たかひと
1975年8月17日生まれ。北海道苫小牧市出身。小・中学校時代には全国大会にも出場。駒澤大学付属苫小牧高校を経て、東洋大学へ。卒業後は実業団チーム・コクドアイスホッケー部に入部。日本代表としても世界選手権代表8回、世界ジュニア選手権代表1回、ユニバーシアード代表3回の実績を持つ。昨シーズンは23試合で10ゴール、11アシストを記録。身長173cm、75kg、A 型

コクドアイスホッケー部とは?…昭和47年に創設。過去38回を数える日本リーグで13回の優勝を獲得。同じく全日本選手権大会では9回の優勝実績を誇る。昨シーズン、実業団チーム「西武鉄道」の廃部にともない事実上の吸収合併を行う。2003〜2004シーズンは日本リーグ、全日本選手権の2連覇を果たしたリーグ屈指の強豪クラブ。現在の所属選手数は33名。平均年齢は26.18歳。

試合を観戦するには?…今年から日本リーグが休止となり、新たにアジアリーグとして国内4チーム、海外4チームの計8チームによる6回戦総当たりで試合が行われる。料金は特別指定席4,000円、指定席2,500円、一般自由席(大人)1,500円、一般自由席(小・中学生)500円。10月の東伏見アイスアリーナの日程は次の通り。10月7日(木)19時から、8日(金)19時から、17日(日)13時から、19日(火)19時から。

チケットに関する問合せは
TEL/0424‐67‐8282
(東京都アイスホッケー連盟)

コクドアイスホッケー部ホームページ
http://www.kokudo.co.jp/
 地元のスポーツチームと言えば、FC東京の他にもう一つある。それはサントリー東伏見アイスアリーナを本拠地とするコクドアイスホッケー部だ。昨年、フジテレビ系ドラマ『プライド』で一躍注目を浴びたアイスホッケーだが、まだ観戦した経験がない人も多いのでは。そこで本格的なシーズンを迎えるにあたって、今月はコクドの中心選手・鈴木貴人選手にインタビューを行うことにした。

 取材を行ったのは開幕を10日後に控えた9月中旬。サントリー東伏見アイスアリーナでの練習を終えて、ユニフォームを脱いだ鈴木貴人選手は「あれを着てないと普通の人でしょ」と笑顔を見せた。鈴木選手は、北海道苫小牧市出身の28歳。昨年7月に妻と4歳の娘とともに横浜から西東京市へ引っ越してきた。
 「こっちは時間の流れが違うので最初は驚きましたが、今では休日に家族で小金井公園や西武園ゆうえんちに遊びに行きます。家族で暮らすにはちょうど良い環境ですね」
 と新しい街の感想を語る。ホッケーを始めたきっかけについて尋ねると、物心ついた時にはすでにホッケーをやっていたという。

 「苫小牧にはリンクも沢山あったし、冬にはどこの学校の校庭にも水を固めたリンクが作ってあった。僕は二人の兄貴の影響もあって気付いたらホッケーに夢中になっていた」

 その後、小・中学校時代には市選抜として全国大会にも出場。高校は全国大会10連覇の実績を持つ、名門・駒澤大学付属苫小牧高校へ進学。東洋大学の4年時には、長野五輪日本代表候補入りを果たす。残念ながら、最終選考で落選となってしまったが、その後、コクドに期待のルーキーとして入部した。

 初めてホッケーの試合を見た人は、その展開の速さに驚くだろう。パックのスピードは時速160dを超え、選手が氷上を滑る速さは時速40dに達する。しかも「氷上の格闘技」と言われる通り、接触プレーは当たり前の世界だ。

 「学生の時にカナダで試合をしていたら、相手選手のスティックが当たって歯が9本折れて、顎にヒビが入ったことがありました。すぐに緊急帰国して、1ヶ月入院。前歯などは全部差し歯ですね」
 と、こちらが驚くようなエピソードも披露してくれた。

 今期の目標を聞くと、「自分はホッケー選手としては小さい方なので、スピードと状況判断で勝負する。これまではアシストが多かったけど、今年は点を取ります」と力強く語ってくれた。さらに、来年の2月には、2006年にトリノで開かれる冬季五輪の予選が控えている。日本の中心選手として活躍が期待される鈴木選手は「長野の時は最後に落ちてしまったので、トリノに行きたい気持ちは強い」と真剣な表情で語った。

 最後に「ホッケー観戦はストレス解消になるので、地元の人にも応援に来て欲しいですね」と締め括った。

 一度観戦したらハマると評判のアイスホッケー。今年は背番号18番を応援しに会場に足を運んでみて欲しい。

本文・写真/鈴木広介

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